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現在では縁切りをタスペーサーという部材を取り付けて行なっています。
スレートを塗装するときは、必ずこの縁切りとタスペーサーという名前に出会うと思いますので、ぜひどんなことか知っておきましょう。

構造上、屋根を密閉し続けるということは不可能です。
必ず劣化して隙間が生じてきますので、いずれどこかから水が中に入ってくるでしょう。
このときに中途半端に密閉されていると中に入った水が抜けにくくなります。
屋根材の下に水分が溜まる状態になって湿気もこもり、ルーフィングの劣化を早めてしまいます。
ルーフィングは防水の要ですから、水が浸透するようになると雨漏りを起こしてしまいます。

また、結露も起きやすくなります。
屋根は太陽光を前面に受け、温度差が必ず生じます。
結露は内側と外側の温度差で発生するため、結露した水分がルーフィングや野地板を傷めてしまいます。

ルーフィングについてはこちらの「屋根はルーフィングが重要！雨漏りしない理由を解説します！」で詳しく解説しております。

縁切りは、塗装後にくっついてしまった屋根材にカッターや皮すきなどの道具を使って隙間をつくる作業のことです。
※現在ではタスペーサーを使用するのが一般的で、塗膜に切り込みを入れる縁切り方法とは工程順序が違います。

隙間は水や湿気を外に逃すためにあるもので、通気性を保ちます。
塗膜を切り込む方法が従来の縁切りでして、これは塗装後に行います。
すでに硬化した塗膜を切り込むため、ベリッと大きな音がします。

塗装後に作業をするため、せっかく仕上がった屋根を汚してしまうデメリットがあります。
そのため現在では上塗り前に縁切りを行えるタスペーサーを使用しています。

タスペーサーは上塗り前に設置できるため、仕上がった屋根を汚す心配はありません。
施工性も優れ、品質も従来の縁切り方法より精度が高いです。

一般的な住宅の屋根を縁切りする場合、職人2人でも約1日かかります。
それに代わり、タスペーサーなら職人1人でも約2時間程度で終わらせることができます。
屋根塗装は外壁塗装と一緒に行われることが多いですから、作業時間が短いと塗装の乾燥時間の間に行え、作業効率が高く工期短縮を図れます。

従来の縁切り方法は1日分の人件費がかかります。
タスペーサーは1個20〜50円程度、20〜30坪くらいの住宅なら700〜1,000個必要とされています。
費用でもタスペーサーは優れており、屋根塗装にかかるコストを抑えてくれます。

ここまでタスペーサーのメリットをお伝えしましたが、屋根によってはタスペーサーを取り付けられないものもあります。
縁切りは雨漏りに関わるとてもデリケートな作業なので、現在の屋根の状態を細かく調査して、適切な方法を採用する必要があります。

当社ではご相談をいただいた後に、屋根を細かく調べさせていただいた上で、適切な工事プランをご提案させていただいております。
建物診断や見積もりは無料で行なっておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

また、縁切りについてはこちらのページでも解説しております。
良ければご一緒にご覧ください。

「屋根塗装の縁切りとは？重要な理由と不要なケース・トラブルの回避方法を解説」

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大阪府堺市で、塗装工事、屋根工事のことなら、中山建装へお気軽にご相談ください。

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