外壁塗装のポイント
投稿日:2019年4月17日 更新日:2023年8月26日
目次
① 下地補修はどの範囲までするか
② シーリングをどこまでこだわるか
③ 塗料メーカーの施工仕様どおりに施工しているか
それではこれらいについて一つずつ詳しくご説明いたします。
① 下地補修はどの範囲までするか
外壁に小さなひび割れがあっても塗装してしまえば見えなくなってしまうでしょう。見栄えだけならそれで問題ありません。ですが、耐久性となると話は大きく変わってきます。ひび割れを補修せずに塗装するのと、ちゃんとひび割れを直してから塗装するのとでは、塗膜の保ちが違います。当然ですが、補修をせずに塗装した場合、数カ月後、数年後にそこから問題が生じるかもしれません。塗膜の追従性が悪く、ひび割れや剥がれを起こす原因となり、もう一度塗装をやり直す必要がでてきます。塗装は仕上がってしまうとその前の工程が隠れてしまいます。ですが、長く強靭な塗膜を作るには、塗装前の下地処理や補修などが非常に重要なのです。
② シーリングをどこまでこだわるか
シーリングとは隙間を塞ぐ充填剤でして、コーキングとも呼ばれています(二つ呼び方があると紛らわしいかもしれませんが、現在ではどちらも同じ意味で扱われています)。よく目にするところといえばサイディングのお家ではないでしょうか?サイディングなどのボード型の外壁材は、互いが干渉するのを防ぐために隙間(目地)を設け、そこにシーリングを充填します。シーリングの役割は単に隙間埋めといった単純なものではなく、防水性、気密性を保つ役割を担っています。そのためシーリングを疎かにしてしまうと本末転倒です。そもそも塗装工事は家の防水のために施工するものですから、シーリングを軽視していては性能を改善するどころか、かえって雨漏りなどの被害を起こす原因をつくってしまいます。塗装工事はシーリング工事もこだわることが大事です。
③ 塗料メーカーの施工仕様どおりに施工しているか
馴染みない言葉かもしれませんが、「半製品」という言葉をご存知ですか?塗料はその「半製品」にあたります。「半製品」とは完成途中の製品のことでして、塗料は塗装して初めて完成品になります。塗料は塗膜を作ることで効果を発揮しますが、そこに至るまでは適切な手順・方法で施工しなければなりません。その手順や方法が施工仕様書または施工マニュアルに記載されています。どの塗料もメーカーは施工仕様(施工マニュアル)を発行しています。つまり塗装工事は塗料メーカーの施工仕様どおりに施工されているかが非常に重要なのです。しかし「施工仕様どおりに塗装してくれますか?」と聞いても、どの業者も「施工仕様どおりやります」と言うはずです。やみくもに聞いただけでは、真実かどうか判別できませんよね。そこで適切な施工を行う業者か、その見極め方をご紹介いたします。
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