サイディング張り替え工事と外壁塗装、どっちがおトク?

投稿日:2019年3月15日  更新日:2022年11月1日

よくお客様より、「外壁塗装って、10年に1回でしょ?サイディングの張り替えとどっちが得なの?」というご相談をいただきます。
 
ここで出てくる選択肢は、
①外壁塗装 ②張り替え ③外壁カバー工法 の3つです。
 
これについて、解説していきたいと思います。
 

回答① 費用と耐久性で考えてみましょう

左の表は、25坪、2階建ての一般的な住宅の場合の費用です。
材料によっても異なりますが、外壁の張り替えは、塗装と比較すると倍以上のコストがかかります。
しかし、耐久年数は長いため、10年単位の費用に換算すると、塗装が一番安くなります。張り替えにしても、カバー工法にしても、10年に1度くらいは、メンテナンスは必要となるため、費用面だけ考えると外壁塗装がオススメです。

回答② 築年数によって、最適な工事は変わる

築年数によっても、答えが変わってきます。
築年数10~20年であれば、よほどひどい劣化がない限りは、塗装のほうが安くつきます。
しかし、30年を超えてくると、塗装しても外壁材そのものの劣化が進行している場合は、張り替えのほうがメリットが大きいこともあります。
 
外壁張り替えの場合は、既存の外壁材をはがすため、基礎部分や、壁の断熱材などのチェックや補修などもできるため、30年経過していれば、張り替えをご提案することが増えてきます。
 

回答③ 外壁カバー工法は技術力がある施工店に

外壁のカバー工法と外壁の張り替え、比較したものをまとめてみました。

結論から申し上げますと、当店では張り替えをお勧めすることが多いです。
理由としては、築30年経過した家であれば、基礎の部分も見ておいたほうが、絶対に安心です。
また、耐震性においても張り替えのほうが優れています。(カバー工法は壁が2重になる分、耐震性においては劣ります。)

また、外壁カバー工法はいったん張ってしまうとはがすのは大変です。
既存の外壁材が雨漏りや劣化が進行していた場合、はがす手間もありますので、外壁カバー工法が適用できるかを見極められる施工店じゃないとリスクもあります。

外壁カバー工法を価格だけで安易に選ぶのは要注意です。

 

【サイディング張り替えと外壁塗装の目的の違い】

外壁塗装の目的 サイディング張り替えの目的
・サイディングの保護

・サイディングの新設

・防水紙や下地の新設

 
サイディングの張り替えと外壁塗装はそもそも目的が違います。
 
外壁塗装はサイディングの保護。
 
サイディングの張り替えは、主に防水紙や下地を新設することに目的があります。
 
外壁材の下には防水紙が張ってあり、壁内に侵入した水が染み込まないように防いでいます。その防水紙も経年劣化で性能が落ちてくるため、防水紙を新しくする必要があります。防水紙を張り替えるにはサイディングを剥がさなければできませんから、このようなときにサイディングの張り替え工事をご検討していただくことになります。
 
防水紙の耐用年数は20年ほどですが、グレードの高いものだとさらに長寿命なものもあります。しかし、防水紙はサイディングで隠れてしまっているため、目視では確認できません。どんな防水紙が張ってあるかは建物の仕様書か図面を見て確認する必要があります。
 
もし、防水紙が劣化して水が染み込むようになっていたら、外壁塗装では状態を改善できません。そのまま放置すると雨漏りを引き起こす恐れがありますので、サイディングの張り替え工事を行うようにしてください。
 
サイディングの張り替えと外壁塗装については下のページをご覧ください。
 
 
 

【サイディングのメンテナンススケジュール】

サイディング張り替え工事と外壁塗装、どっちがおトク?

10年目 20年目 30年目 40年目

・外壁塗装

・コーキング打ち替え

・外壁塗装

・コーキング打ち替え

・状況に応じて張り替え

・外壁塗装

・コーキング打ち替え

・状況に応じて張り替え

・外壁塗装

・コーキング打ち替え

・状況に応じて張り替え

 
サイディングは目地コーキングの打ち替えもあります。
 
塗り替えを行うときは一緒にコーキングも新しくしておきましょう。
 
20年目以降は状況に応じてサイディングの張り替えをご検討ください。
 
一般的なサイディングの耐用年数は30年ほどですが、無機塗装や光触媒コーティングを施しているサイディングは40年ほどと長寿命になっています。
 
サイディングのグレードに合わせて耐久性の高い防水紙を使用しているかもしれませんので、サイディングを張り替えた方がいいのか、塗装で大丈夫なのかは、仕様書と劣化具合を見て判断する必要があります。
 
当社は無料で建物診断を実施しております。詳しくはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
 

 

【状況に応じた工事をすることが大事!】

できるだけコストを抑えるには状況に応じて工事を行うことが大切です。例えば防水紙や下地が傷んでいないのにサイディング張り替え工事をするのは過剰な工事です。(サイディングの柄を変えたいなど、新しい外壁材にしたいという場合を除きます)
 

また、逆も然りで、防水紙が痛んでいるのに外壁塗装だけで済ませるのはおすすめしません。たしかにサイディングの張り替え工事よりは外壁塗装の方が安く済みます。
 
しかし、防水紙の劣化が原因で雨漏りでもしてしまったら、塗装して間もないうちにサイディングを張り替えなければいけません。そうなってしまったら外壁塗装に加えてサイディングの張り替え工事の費用が加算されるため、かなりの出費になるでしょう。 

状況に応じてというのは、サイディングや防水紙などの劣化具合を見て、適切な工事をすることです。
必要のない工事もしくは本来やらなければいけない工事を適切に判断して状態改善につなげましょう。
 

まとめ 資格と知識をもった塗装店に相談しましょう

・築30年以上経過していたら、外壁張り替えも検討する
・金額だけでカバー工法を選ぶのは要注意
 
きちんと点検もせず、「いい塗料だから大丈夫」「カバー工法は安いし、メンテナンス不要」という工事店には十分ご注意ください。
 
そして、上記2つのほかに、当社がご提案の際に気を付けているのが、お客様の今後のライフプランです。
子供が大きくなって、家を出たら、建て替えも考えている、間取りの変更があるかも、などという場合は、外壁を張り替えても、建て替えるならもったいない話です。
 
きちんと、資格と知識をもった施工店でないと、あとあと後悔することもあります。お住まいのことでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

“mu”

 

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