外壁塗装工事のポイント|油性塗料と水性塗料の違いは?

投稿日:2025年10月30日  更新日:2025年10月31日

外壁塗装で一番気になることといえば塗料の種類ではないでしょうか?
外壁塗料はウレタンやシリコン、フッ素など主成分となる樹脂の種類がありますが、もう一つ「油性塗料」と「水性塗料」のことも押さえておく必要があるでしょう。

油性塗料がいいのか、それとも水性塗料のほうがいいのか……
この区別は業者によって様々な意見があって答えを一つに絞ることは難しいですが、これから外壁塗装をされる方は、油性塗料と水性塗料の違いについては押さえていただくことをお勧めします。

本記事では外壁塗料にある油性塗料と水性塗料の違いについて解説いたします!

油性塗料と水性塗料の違い

外壁塗装工事のポイント|油性塗料と水性塗料の違いは?

それではさっそく油性塗料と水性塗料の違いについてご説明します。
主な違いとしてはこのようなことがあります。

① 希釈剤の違い
② 環境や人体への配慮の違い
③ 耐久性や光沢感の違い

上記の3つについて以下に詳しくご説明します。

① 希釈剤の違い

油性塗料と水性塗料の大きな違いは「希釈剤」です。

希釈剤の違いはこのようになっています。

油性塗料:シンナーなどの溶剤で希釈する
水性塗料:水で希釈する

外壁塗料の構成は「樹脂+顔料+添加剤+希釈剤」です。
油性塗料と水性塗料はこの希釈剤に違いがあり、性能や作業性、仕上がり感などに大きく影響します。

② 環境や人体への配慮の違い

水性塗料のメリットと言えるのが、環境に配慮されており、人体に優しいことです。
上記でお伝えしたとおり、水性塗料は水で希釈するため、溶剤で希釈する油性塗料のような刺激臭やVOC(揮発性有機化合物)を発生させません

近年では油性塗料も環境への配慮を重視して溶解力が弱めなシンナー(薄め液)で希釈する弱溶剤塗料がありますが、水性塗料と比べるとまだ臭いがきつめです。

③ 耐久性や光沢感の違い

臭いや人体への配慮という観点では水性塗料のほうが優れていますが、耐久性や光沢感では油性塗料のほうが軍配が上がります。
水性塗料だと艶消しになっているものが多いですので、光沢感を重視している方はご注意ください。

また、油性塗料は乾燥が早いことも利点の一つです。
一般的に油性塗料のほうが耐久性が高いとされていますが、近年では水性塗料の性能も向上しておりますので、ほとんど差がなくなってきています。

油性塗料と水性塗料のメリット・デメリット

  メリット デメリット
油性塗料

・耐久性が高い

・光沢を重視する方に向いている

・汚れが目立ちにくい

・乾燥が早い

・臭いがきつい

・引火性があり、取り扱いに注意が必要

・VOCを発生させ、人体に影響がある

水性塗料

・刺激臭が少ない

・引火性が低く安全に扱える

・VOCの発生が抑えられ、人体への影響が少ない

・1液型が多く使いやすい

・技術向上により油性塗料と遜色ない性能

 

・耐久性という観点ではやや劣る

・光沢感は油性塗料より低い

・乾燥に時間がかかる

油性塗料と水性塗料のメリット・デメリットは上記の表のとおりです。
各塗料の甲乙については中々難しいのですが、建物の条件やお客様のご要望などで適している塗料が変わってきます。

それでは、次の項では油性塗料と水性塗料の使い分けについてお伝えします。

油性塗料と水性塗料の使い分け

外壁塗装工事のポイント|油性塗料と水性塗料の違いは?

つづいて油性塗料と水性塗料の使い分けについてお話しさせていただきます。
外壁塗装工事で気になるのは塗料の臭いです。

塗料には独特な臭いがあるため、それが原因して近所トラブルに発展してしまうことがあります。
塗料の臭いを気にされる方は、臭いが抑えられている水性塗料がお勧めです。

また、塗料の臭いは人体にも影響があります
刺激臭やVOCが原因して頭痛や眩暈などの健康障害を起こすことがあります。

アレルギーや喘息などの疾患をお持ちの方や体への負担が大きい高齢者、小さなお子様がいるご家庭などは体への影響が少ない水性塗料をご検討してみてください。

外壁塗装工事のポイント|油性塗料と水性塗料の違いは?

上記の理由では水性塗料をお勧めしましたが、屋根のように劣化しやすい環境にさらされている場所は油性塗料をお勧めします
また、一般的に水性塗料よりも油性塗料のほうが耐久性は高いとされているため、外壁でも耐久性を重視するなら油性塗料をお勧めします。

外壁塗装工事では鉄部の塗装もあります。
鉄部だと水性塗料では密着しにくい性質があるため、このような場合でも油性塗料が適していることがあります。
ただし、下地処理や下塗り剤で調整することも可能ですので、工夫することで水性塗料も使用できます。

塗料についてはこちらの「外壁塗装や屋根塗装で使用する塗料の選び方!」もご参考にしてください。

まとめ|塗料選びなら中山建装にお任せください!

外壁塗装工事のポイント|油性塗料と水性塗料の違いは?

ここまで油性塗料と水性塗料についてお話しさせていただきました。
どの塗料が適しているかについて詳細は実際に建物の状態やお客様のご要望などを調査して検討する必要があります。

中山建装ではお客様からご相談をいただいた後に現地調査を実施しておりますので、条件に沿ってぴったりな塗料をご提案させていただきます。

建物診断や見積もりは無料で行っておりますので、これから外壁塗装をご計画されている方は、ぜひ当店にお任せください!

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

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