屋根の葺き替えはどんな工事?メリットと工事のタイミング
投稿日:2022年1月31日 更新日:2024年4月11日
屋根は太陽や雨風にさらされて、いずれはメンテナンスをしなければいけません。
風雨から守ってくれる屋根は、建物には欠かせない重要な構造体。
屋根工事にはいろいろな種類がありますが、今回は屋根の葺き替え工事についてをお伝えしていきたいと思います。
これから屋根工事を考えている方は、ぜひご参考にしてください。
【屋根の葺き替えって何?】
屋根の葺き替えは、既存の屋根材やルーフィングを剥がして新しく葺き直す工事です。
屋根全体を修理しますので、防水性や美観性が向上し、屋根の寿命を延ばすことができます。
葺き替えは下地があるところまで解体しますので、普段隠れてしまっているところの状態を確認でき、不具合があったら修理することが可能です。
また、葺き替えは選べる屋根材の制限もありません。
元々の屋根材よりも重い屋根材を選ぶのはお勧めできませんが、スレートからアスファルトシングルにする、瓦から金属屋根にする、など耐震性の向上や外観を変えることも可能です。
現在使われている屋根材は以下の種類があります。
【屋根材】
・スレート
・ガルバリウム
・アスファルトシングル
・瓦(陶器・セメント・洋瓦など)
【工事期間】
屋根の葺き替えは以下の流れで進みます。
1:足場の設置
2:既存屋根材の撤去と野地板の増し張り
3:ルーフィング敷設
4:屋根材葺き・棟板金の取り付け
5:雪止めの設置(雪止めの設置は任意)
6:コーキングで防水処理
7:葺き替え完了
葺き替えの工事日数は7~15日ほど。
ただし、屋外工事のため雨天により工事が遅延することもあります。
工事期間中のご予定のことも考えて、工事を行う際は工程表をもらっておくことと、工事の進捗状況の報告をもらっておくことをお勧めします。
【屋根の葺き替えのメリット・デメリット】
屋根工事は葺き替えの他にもカバー工法や塗装があります。
メンテナンスを考えていても、葺き替えが最適なのか判断するのは簡単ではないと思います。
まずは、屋根の葺き替えのメリット、デメリットを確認しましょう。
【メリット】
・下地を直せるため、屋根全体をリフレッシュすることができる
・屋根重量の負担が少なく、屋根材を軽くすれば耐震性が向上する
・ルーフィングが新しくなるため、防水性能が向上する
・屋根の寿命が延びる
・屋根材を変えて外観を変えることができる
【デメリット】
・リフォーム工事の中では高額
・工事完成まで日数がかかる
【屋根の葺き替えで得られるもの】
建物は経年劣化してくるため、定期的にメンテナンスを行わなければいけません。
これからも長く維持していくためには部分的なメンテナンスではなく、全体的に行われている必要があります。
屋根塗装の場合だと、屋根材や棟板金などの防水性と美観性を向上することはできますが、屋根材の下にある野地板やルーフィングはそのままになります。
野地板やルーフィングは直接雨や太陽にさらされることはありませんが、年数が経てば状態は悪くなり、メンテナンスをしなければいけません。
特にルーフィングは屋根を防水する要になります。
ルーフィングが劣化して水が染み込むようになっていたら、どんなに屋根材が新しく状態が良くても雨漏りしてしまいます。
屋根から水が染み込んでこないのはルーフィングがあるためで、ルーフィングを敷き直せるということに屋根の葺き替えを行う意義があります。
【カバー工法とどっちがいい?】
屋根の葺き替えとよく比較されるのがカバー工法です。
カバー工法は重ね葺きとも呼ばれていて、名前の通り、既存の屋根の上に新しく屋根を葺く工法です。
解体が最小限に抑えられていますので、葺き替えよりもコストが安く、工事日数も短くできるのがメリットです。
工事金額が安くなるからカバー工法の方がいいのではないか、と考える方もいるかと思いますが、一概にカバー工法の方が優れているわけではなく、以下の理由でカバー工法ができなかったり、デメリットとなってしまうことがあります。
・元々の屋根が瓦だとカバー工法はできない
・野地板などの下地の劣化や雨漏りしているとカバー工法はできない
・屋根が重くなるため耐震性に影響する
・後々不具合が起きたときに原因を特定するのが難しくなる
カバー工法は既存屋根がそのまま残り屋根重量が重くなって耐震性に影響を与える心配があるため、カバー工法でも十分耐震性を確保できているかを確認する必要があります。
また、不具合が起きたときに元々の屋根のところは見えなくなってしまいますから、原因特定が困難になり、もし不具合が起きていたとしても部分的な修理は難しいでしょう。
カバー工法は費用を抑えられ、工事日数も短くすることはできますが、屋根の状態が良好で、カバー工法をしても大丈夫な耐震性を確保されていることが必要です。
【屋根の葺き替えはいつ行うのがベスト?】
屋根材ごとに耐用年数は違い、陶器瓦のような耐久性に優れる屋根材は耐用年数が60年保つとされています。
スレートやガルバリウム鋼板でも30年ほどは保ちます。
しかし、前述したように屋根の防水はルーフィングが重要ですので、屋根材が良好でもルーフィングの性能が落ちていたら葺き替えかカバー工法を検討する必要があります。
ルーフィングの耐用年数は20年ほどです。
外観からは問題なさそうに見えても、屋根材の下にあるルーフィングが劣化している可能性がありますので、20年ほど経っていましたら、一度専門業者に屋根の状態を見てもらうことをおすすめします。
当社は無料で建物診断を実施しております。
もし、お家のことでなにかございましたら、ぜひ当社にお声がけください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【定期的に屋根を点検しましょう】
屋根は高い場所にあるため状態がどうなっているか確認がしづらく、劣化症状を見逃してしまいやすいというのも気をつけなければいけません。
屋根からの雨漏りも多いですので、なるべく定期的に点検して被害を起こす前にメンテナンスをすることが大切です。
雨漏りのサインは天井や壁に水染みが出てきたり、カビの発生、窓枠の水染みなどがあります。
雨漏りしてしまうと建物の耐久性は著しく落ちてしまいますから早めに対処しましょう。
当社は雨漏り修理も承っております。
雨漏り修理の詳しいことについてはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。
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