外壁塗装を始める前に知っておきたい下地処理の重要性

投稿日:2025年9月30日

塗装を行う上で欠かせない工程が「下地処理」です。
下地処理の有無によって塗装の品質は大きく変わってきます。

塗装が仕上がった後では下地処理を行ったかどうかわからないため、手抜きにもつながりやすい工程です。
これから外壁塗装をご計画されている方は、下地処理の重要性をぜひ押さえてから工事を始めてくださいね。

本記事では外壁塗装工事で行われる下地処理について解説いたします。

いつ下地処理をする?外壁塗装の工程

外壁塗装を始める前に知っておきたい下地処理の重要性

外壁塗装はこのような流れで進みます。

1:足場組立設置
2:高圧洗浄〜乾燥期間
3:養生
4:下地処理
5:下塗り
6:中塗り
7:上塗り
8:最終確認
9:足場解体
10:お引き渡し

関連記事:外壁塗装を始める前に!塗装の全工程と工事の流れ、工事期間を確認しましょう!

下地処理は塗装前に行う工程です。
高圧洗浄後、乾燥期間をあけてから下地処理を始めます。

下地処理とは塗装しやすい良好な下地にする工程のこと

外壁塗装を始める前に知っておきたい下地処理の重要性

「下地」という言葉もあまり馴染みがありませんよね?
塗装での「下地」とは塗装する面のことを指します。

一般的に住宅の塗装では旧塗膜面を活かして塗装が行われます
この旧塗膜は活膜とも呼び、下地との付着性が十分に保たれており、劣化や剥離がなく、上から新しい塗料を塗っても支障がない健全な既存塗膜のことです。

素材の面は素地と呼んでいます。
塗膜の劣化が激しい場合に素地に戻すことがありますが、住宅やマンション、ビルなど一般的な塗装工事で素地にまで戻すことは滅多にありません。

少し脱線しましたが、下地処理とは下地と呼んでいる塗装面を処理=整える工程のことです。
年数が経過していると汚れや剥離した塗膜、コケなどの不純物が下地に残り、塗装が定着しにくい状態になっています。
そのまま塗装してもすぐに剥がれてしまうため、塗装前に下地処理を行って良好な下地に整えています。

塗装前に下地処理をする目的

外壁塗装を始める前に知っておきたい下地処理の重要性

経年劣化したところに塗装しても長く定着しません。
下地処理はこの塗装する面を整えて塗装が定着しやすい状態にすることです。
以下に下地処理の具体的な目的についてご説明します。

剥離しやすい状態を整えて密着性を高める

経年劣化が生じる状態は古くなった塗膜や砂埃などの汚れ、コケ、カビなど塗装の密着性を阻害します。
汚れているところにテープを貼るようなものでして、下地が荒れている状態で塗装してもすぐに剥がれてしまいます。
下地処理はこのような傷んだ下地を整えて塗料の密着性を高める目的があります。

荒れた表面をなめらかにして仕上がりを美しくさせる

塗装の品質は耐久性を保つことだけではありません。
色褪せた状態から復活させ、美観性を高めることも重要です。

年数が経過した下地は表面が凸凹に荒くなっており、そのまま塗装しても美しくありません。
下地をなめらかにして仕上がりを美しくさせることも下地処理を行う大事な目的の一つです。

あえて凹凸をつけて塗料が定着しやすい状態にする

凹凸の少ない素材の表面は塗料が付着しにくいため、塗料の密着性を高めるためにあえて凹凸をつけることがあります。

部材を部分的に交換したときによく行う下地処理でして、例えば雨樋の部材を部分交換したときにケレンを行い下地に凹凸を付けています。
下地に残る少量の汚れの除去や表面をざらつかせることを目荒らしとも呼びます。

下地処理の作業内容

外壁塗装を始める前に知っておきたい下地処理の重要性

下地処理は一つの作業を指すのではなく、こちらの作業を含めた総称です。

・高圧洗浄
・ケレン
・コーキング処理(シーリング)
・補修

上記の各作業についてご説明します。

建物の汚れを洗い流す高圧洗浄

高圧洗浄機を使い建物に残る汚れや粉化物となった塗膜、コケ、カビなどの不純物を洗い流す作業を高圧洗浄といいます。
高圧洗浄は足場を設置後、次の日に行う工程です。

関連記事:外壁塗装・屋根塗装の高圧洗浄は必要?洗浄する理由と押さえておくポイント!

下地を研磨するケレン

サンドペーパーやナイロンパッド、ディスクサンダーを用いて下地を研磨する作業をケレンといいます。
洗浄で落としきれない汚れやサビ、剥離した塗膜などを除去して下地を調整するために行います。

関連記事:外壁塗装は下地処理が大事!塗布面を整えるケレンとはどんな作業?

防水性を高めるコーキング処理

樹脂を原料とするコーキングを隙間に打設して防水性を高めます。
外壁目地や窓などの開口部、部材の継ぎ目などに打設して水の侵入を防ぎます。

関連記事:コーキング(シーリング)工事とはどんな工事?

クラックなど欠損しているところの補修

クラックなど欠損がある箇所を塗装前に補修することも下地処理の一つです。
不具合がある箇所をそのままにして塗装すると、表面上では隠せるかもしれませんが、後々問題を起こすリスクがあります。
見た目に影響がなくても不具合がある箇所は塗装前に直すことが大切です。

関連記事:外壁がひび割れたらどうなる?クラックを起こす原因と対策について

まとめ|中山建装では下地処理を徹底しております!

外壁塗装を始める前に知っておきたい下地処理の重要性

ここまで外壁塗装では欠かせない下地処理についてお伝えしてきました。
下地処理の精度によって塗装の品質は大きく変わってきます。
塗装で隠せてしまう工程なため、手抜きに繋がりやすいことにも注意しましょう。

中山建装では高品質な塗装をご提供できるように徹底した下地処理を心がけております。
下地処理の有無が塗装の品質を大きく左右するため、これから外壁塗装をご計画されている方は、下地処理の重要性をしっかりと押さえて工事を行いください。

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