屋根は塗装と葺き替えのどちらを選べばいい?

投稿日:2026年10月30日

屋根のメンテナンス時期を迎えると「塗装か、葺き替えか」と迷う方が多くいらっしゃいます。どちらも屋根を守る大切な工事ですが、目的も費用も耐用年数も異なります。選び方を誤ると塗装したのに数年で再工事となることもあります。

そこで本記事では、後悔しない判断ポイントをお伝えします。
築年数や屋根材など、具体的な視点で整理しました。大切なお住まいを長く守るために、ぜひ参考にしてください。

塗装と葺き替えの違いについて

屋根塗装の目的

屋根は塗装と葺き替えのどちらを選べばいい?

屋根塗装の目的は、塗膜で屋根材の表面を保護し、防水性を維持することです。紫外線や雨風にさらされた屋根材は、少しずつ防水機能が低下します。塗装でその機能を回復させ、劣化の進行を遅らせます。

あわせて色あせや汚れを解消し、屋根の美観を高める効果もあります。塗装は葺き替えに比べて費用を抑えられる点も魅力です。ただし、屋根材や下地が傷んでいる場合は、根本的な解決にはなりません。

葺き替えの目的

屋根は塗装と葺き替えのどちらを選べばいい?

葺き替えは、既存の屋根材と防水シート(ルーフィング)を撤去し、新しい屋根に交換する工事です。屋根材を支える下地の野地板もあわせて新しくします。屋根全体を一新できるため、雨漏りを根本から改善できます。耐震性の向上やメンテナンス回数の軽減にもつながります。塗装より初期費用は高くなりますが、長期的な安心を得られます。

塗装と葺き替えに迷ったら確認したいポイント

屋根は塗装と葺き替えのどちらを選べばいい?

築年数

築20年を超える頃は、ルーフィングの寿命を考える時期です。ルーフィングは雨水を堰き止める防水シートで、寿命は一般的に20〜30年とされています。劣化すると水が染み込むようになり、屋根材が正常でも雨漏りのリスクは高まります。

屋根材の種類

パミールやコロニアルNEO、セキスイかわらUなどは、塗装できない屋根材として知られています。経年劣化で非常に脆くなるためです。塗装と葺き替えで迷ったときは、まず現在の屋根材が塗装可能かどうかを確認しましょう。

塗装できない屋根についてはこちらの「塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか?」をご覧ください。

屋根材の状態

ひび割れや破損が激しい場合、塗装してもすぐに剥がれてしまう可能性があります。しかも損傷が大きいほど補修範囲が広がり工事費も膨らみます。そのため工事規模によっては長い目で見ると葺き替えのほうがコスト面でも適しています。

耐震性

日本瓦のように重い屋根材は、地震の際に建物へ大きな負担をかけます。屋根を軽量化すれば、倒壊リスクを下げて耐震性を高められます。現在の屋根が重く、地震対策を重視したい方には、葺き替えがおすすめです。

塗装と葺き替えの見極めポイント

屋根は塗装と葺き替えのどちらを選べばいい?

築20年以降の建物

築20年以降はルーフィングの寿命を考慮する時期です。塗装では、屋根材の下にある防水シートまで新しくすることはできません。表面がきれいになっても雨漏りのリスクは残ります。葺き替えも視野に入れて点検を受けましょう。

ルーフィングについてはこちらの「屋根はルーフィングが重要!雨漏りしない理由を解説します!」をご覧ください。

パミールなどの塗装できない屋根材

これらの屋根材は経年劣化で脆くなっており、塗装しても効果が長続きしません。塗膜が剥がれやすく、屋根材自体の割れも進行します。塗装できない屋根材の場合は、葺き替えが基本となります。

屋根の劣化が激しく出ている

ひび割れや破損が広範囲に及ぶ屋根は、塗装前に多くの補修が必要になります。補修費用がかさむうえ、塗装しても長持ちしにくいのが実情です。このような場合は、葺き替えのほうが結果的に経済的です。

雨漏りしている

屋根内部が原因の雨漏りは塗装では止まりません。下地の野地板が腐食している可能性も考えられます。放置すると室内への被害も広がるため、根本的な改善が必要なため葺き替えをおすすめします。

屋根を軽くして耐震性を高めたい

耐震性を高めたい場合は、軽量な屋根材への葺き替えが有効です。屋根材の重さは1㎡あたり、瓦が約50kg、スレートが約20kg、アスファルトシングルが約10kg、ガルバリウム鋼板が約5kgです。屋根が軽くなるほど、地震時の揺れによる建物への負担は小さくなります。

メンテナンスの頻度を減らしたい

塗装は定期的に繰り返す必要があるメンテナンスです。一方、葺き替えは屋根材と下地を新しくするため、将来の塗装や補修の回数を大きく減らせます。葺き替えはメンテナンスの頻度を抑えたい方に向いています。

塗装と葺き替えはどちらがおすすめ?

屋根は塗装と葺き替えのどちらを選べばいい?

長い目で見るとおすすめは葺き替えです。
ただし、築10年ほどでの葺き替えは割高です。

一般的なメンテナンスの目安は次のとおりです。
築20年までは塗装と状態に応じた補修を行います。
築20年以降は屋根の状態を見ながら葺き替えをご検討ください。

屋根のメンテナンスについてはこちらの「屋根のメンテナンス工事の種類と注意しておきたいポイン」もご参考にしてください。

まとめ|屋根リフォームなら中山建装にお任せください!

屋根は塗装と葺き替えのどちらを選べばいい?

塗装は防水性と美観を回復させるメンテナンス、葺き替えは屋根材からルーフィング、野地板まで新しくする根本的な工事です。築20年以降の建物やパミールなど塗装できない屋根材、劣化の激しい屋根、雨漏りがある場合は葺き替えが適しています。

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