気がつきにくい屋根の劣化症状とは?定期的に点検をしましょう!
投稿日:2022年4月27日 更新日:2024年4月12日
屋根が現在どうなっているかご存知でしょうか?
きっと屋根の状態がどうなっているか瞬時にお答えできる人はそう多くはないかと思います。
しかし、屋根の状態がどうなっているかわからないのもしょうがないことかもしれません。
屋根は高い場所にありますから、状態がどうなっているか確かめるには困難な場所です。
屋根の状態を知るには実際にどうなっているか登ってみるか、現在ではIT技術が進みドローンを飛ばすなどのことをしないと屋根を見ることはできません。
このように屋根を確かめるには一般の方だとちょっとハードルが高いですよね。(屋根に登るのは落下する恐れがあり非常に危険ですから、絶対に登るのは避けてください)
しかし、屋根も傷んでくるためメンテナンスが必要です。
屋根がどんな感じに劣化してくるのか知らない方も多くいらっしゃるはず。
そこで今回は屋根の劣化症状やメンテナンス方法についてお伝えしていきます!
【屋根の劣化症状】
屋根は太陽や風雨からの影響があり、痛みが出やすい場所です。
風雨から建物を守っている屋根は、正常な状態を維持しておくことがとても大切。
もし、傷んでしまって雨が屋内に入ってきたら大変です。
屋根は以下の劣化症状が生じますので、今後のメンテナンスのためにも把握しておきましょう。
【屋根の劣化症状】
・屋根材のひび割れや割れ、反り
・塗装の劣化、色あせ
・汚れや苔の付着
・棟鈑金の浮き、剥がれ
・漆喰の欠け、剥落
など
屋根は上記の劣化症状が出てきます。
ただし、葺かれている屋根材の種類によって劣化症状やメンテナンス方法が異なりますのでご注意ください。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
住宅に多く普及するスレートの劣化
スレートはコロニアル、カラーベスト、軽量瓦など複数の呼び方があります。
現在の住宅に多く普及するスレートは、非常に薄い屋根材で重量も軽いため耐震性に優れています。
スレートはセメントを原料としますので、表面には防水のために塗装が施されています。
当然、塗装は永続的ではありませんので10年周期を目安に塗り替えが必要です。
また、材厚が薄いことから割れや欠け、反りなど症状が出ます。
破片が風に飛ばされてしまうと補修ができなくなり、まわりの建物を傷つけてしまう恐れもありますのでご注意ください。
塗装の色褪せ、汚れや苔、カビの付着も塗装が劣化しているサインの一つです。
塗装が劣化していると水を吸ってしまい劣化を早めますので、塗り替えをご検討していただく時期となります。
瓦の割れなどの破損と漆喰の剥がれ
日本の住宅では馴染みが深い瓦は、厚みがあり割れにくいように見えますが、外部からの衝撃で割れてしまっていることがあります。
瓦が割れている場合は、先ほどのスレートのように風に飛ばされてしまう恐れがあります。
また、セメント瓦は塗装がされていますので、防水のためにこちらも10年を目安に塗り替えが必要です。
瓦の棟部や外壁との取り合い部には漆喰が塗られています。
漆喰も経年劣化で剥がれや欠けなどの劣化症状が発生し、水が入ってきてしまうと土台の葺き土が流れて瓦が剥落してしまいますので漆喰も定期的に塗り直しが必要です。
棟鈑金の劣化
棟鈑金は屋根の一番上に取り付けられている金属部材です。
よく台風など強風が吹く季節になると棟鈑金が飛ばされてしまう被害が起きていますので、被害がでる前にメンテナンスをしておくことが大切です。
棟鈑金のところはコーキングの劣化、下地の腐食、釘抜けなどがあります。
屋根に共通するルーフィングの劣化
屋根は塗装の劣化や屋根材の割れ、棟鈑金の破損などが雨漏りの直接の原因というわけではありません。
「それならメンテナンスをしなくてもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、すぐに雨漏りすることはないというだけで、劣化を早める原因にはなります。
実際に屋根は雨が降った時に屋根材の下にまで水が流れています。
屋根材の下に水が流れると雨漏りを心配するかもしれませんが、そこは問題ありません。
それでは、なぜ雨漏りしないのかというと屋根材の下にはルーフィングという防水シートが敷かれているからです。
ルーフィングは屋根の防水の重要なところですから、古くなっていたり、傷ついていたりしましたら要注意です。
どんなに屋根材が新しくてもルーフィングが劣化していて防水性が低くなっていると水が染み込んできてしまいますので、このような場合は早急に対処する必要があります。
ルーフィングの耐用年数は20年ほどのため、このくらいの年数が経っていましたらルーフィングを新しくすることをおすすめします。
点検は10年を目安に。天候が荒れた時も注意しましょう
屋根の劣化症状についてお伝えしてきましたが、屋根は高い場所にあるため傷んでいても気がつくことが難しいという問題があります。
前述しましたが、屋根に登るのは落下の恐れがあって非常に危険です。
それでは屋根の劣化に気づくにはどうすればいいかというと、定期的に専門業者による点検を実施することをおすすめします。
点検の目安は10年、屋根材のメーカーによっては5年周期で点検を推奨しているところもあります。
また、年数だけでなく台風や雪などの天候が荒れたときも点検しておくことをおすすめします。
天候の影響で屋根が破損してそのまま気がつかないまま放置しているケースがあります。
破損しているとまわりの建物を傷つけたり、雨漏りしたりする恐れがありますので、5〜10年周期または天候が荒れた時を目安に点検を実施しましょう!
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無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【屋根のメンテナンス方法】
それでは最後に屋根のメンテナンス方法についてお伝えしていきます。
屋根のメンテナンス方法は以下の工事があります。
【屋根のメンテナンス方法】
・屋根塗装
・葺き替えまたはカバー工法
・部分補修
屋根を維持するために行っていくメンテナンスは、その屋根の状態によって変わります。
塗装で十分な場合と葺き替えやカバー工法が必要な場合など、状態に合わせて適切なメンテナンス工事をしていくことが大切です。
屋根のメンテナンスについてはこちらの「屋根のメンテナンス工事の種類と注意しておきたいポイント」で詳しくお伝えしておりますので、もっと屋根のメンテナンスについて知りたいという方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
もし、屋根が悪くなってしまったら普段の生活にも支障をきたしてしまいます。
これからも安心して住み続けていくためにも屋根のメンテナンスは必要ですから、劣化症状などを把握しておき、適切なタイミングでメンテナンスをしましょう!
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