サイディング張り替え工事と外壁塗装、どっちがおトク?
投稿日:2019年3月15日 更新日:2024年7月30日
お客様から「外壁塗装と張り替え、どちらの方がいいの?」とよくご相談をいただきます。
外壁をメンテナンスする場合、挙げられる方法が、
- ①外壁塗装
- ②張り替え
- ③外壁カバー工法
の3つです。
お住まいのメンテナンスを行なっていく上で、なるべく最適な方法をとっていきたいですよね?。
そこでこちらでは、サイディング張り替え工事と外壁塗装はどちらがお得かご説明していきます。
回答① 費用と耐久性で考えてみましょう
外壁材や塗料の種類で費用は変わってきますが、こちらの表だと「外壁張り替え」は「外壁塗装」の倍以上のコストが掛かります。
10年単位で比較した場合、これらの中で外壁塗装が最も費用が安くなります。
ただし、外壁の状態や築年数で求められる工事が変わることも忘れてはいけません。
回答② 築年数によって、最適な工事は変わる
10〜20年の間でよほど激しく劣化していなければ塗装だけで問題なく、費用も安く抑えられます。
しかし、30年を超えてくると外壁内部の劣化が進み、下地から改善できる外壁の張り替えが最適です。
築年数が20年までならそこまで外壁内部を心配する必要はありませんが、それを超えて30年を迎える頃だと塗装ではなく、外壁の張り替えをご提案することが多くあります。
回答③ 外壁カバー工法は技術力がある施工店に
左の表は「外壁張り替え」と「外壁カバー工法」の工事費を比較したものです。
結論から申しますと、当店では外壁張り替えをおすすめしております。
外壁張り替えをおすすめする理由は、築30年を超えていれば、外壁内部にある下地や防水紙などが劣化している可能性がかなり高くなっているからです。
耐震性でも外壁が二重になるカバー工法よりも優れています。長期的な面で見た場合も外壁張り替えの方が優れています。
カバー工法は、外壁が二重になるため、内側の外壁に問題があるとせっかく新しくした外壁材を剥がす必要があり、手間と修理費の負担が大きくなります。
工事費で見ると安く抑えられるのは外壁カバー工法ですが、長期に渡って支障がないと判断された場合に適しています。
外壁カバー工法に適しているかどうか、正確に見極めることが求められるため、工事費が安いからと安易に選んでしまわないようにお気をつけください。
外壁カバー工法を価格だけで安易に選ぶのは要注意です。
サイディング張り替えと外壁塗装の目的の違い
外壁塗装の目的 | サイディング張り替えの目的 |
・サイディングの保護 |
・サイディングの新設 ・防水紙や下地の新設 |
サイディングの張り替えと外壁塗装はそもそも目的が違います。
外壁塗装はサイディングの保護。
サイディングの張り替えは、主に防水紙や下地を新設することに目的があります。
外壁材の下には防水紙が張ってあり、壁内に侵入した水が染み込まないように防いでいます。その防水紙も経年劣化で性能が落ちてくるため、防水紙を新しくする必要があります。
防水紙を張り替えるにはサイディングを剥がさなければできませんから、このようなときにサイディングの張り替え工事をご検討していただくことになります。
防水紙の耐用年数は20年ほどですが、グレードの高いものだとさらに長寿命なものもあります。
しかし、防水紙はサイディングで隠れてしまっているため、目視では確認できません。どんな防水紙が張ってあるかは建物の仕様書か図面を見て確認する必要があります。
もし、防水紙が劣化して水が染み込むようになっていたら、外壁塗装では状態を改善できません。
そのまま放置すると雨漏りを引き起こす恐れがありますので、サイディングの張り替え工事を行うようにしてください。
サイディングの張り替えと外壁塗装については下のページをご覧ください。
サイディングのメンテナンススケジュール
10年目 | 20年目 | 30年目 | 40年目 |
・外壁塗装 ・コーキング打ち替え |
・外壁塗装 ・コーキング打ち替え ・状況に応じて張り替え |
・外壁塗装 ・コーキング打ち替え ・状況に応じて張り替え |
・外壁塗装 ・コーキング打ち替え ・状況に応じて張り替え |
状況に応じた工事をすることが大事!
できるだけコストを抑えるには状況に応じて工事を行うことが大切です。
例えば防水紙や下地が傷んでいないのにサイディング張り替え工事をするのは過剰な工事です。
(サイディングの柄を変えたいなど、新しい外壁材にしたいという場合を除きます)
また、逆も然りで、防水紙が痛んでいるのに外壁塗装だけで済ませるのはおすすめしません。
たしかにサイディングの張り替え工事よりは外壁塗装の方が安く済みます。
しかし、防水紙の劣化が原因で雨漏りでもしてしまったら、塗装して間もないうちにサイディングを張り替えなければいけません。
そうなってしまったら外壁塗装に加えてサイディングの張り替え工事の費用が加算されるため、かなりの出費になるでしょう。
状況に応じてというのは、サイディングや防水紙などの劣化具合を見て、適切な工事をすることです。
必要のない工事もしくは本来やらなければいけない工事を適切に判断して状態改善につなげましょう。
まとめ 資格と知識をもった塗装店に相談しましょう
・築10〜20年目あたりまでは外壁塗装で大丈夫
・築30年以上経過していたら、外壁張り替えも検討する
・金額だけでカバー工法を選ぶのは要注意
適切な施工方法を見極めていくためには、細かく点検する必要があります。もし、ろくに点検をせずに「いい塗料だから大丈夫」「カバー工法は安いし、メンテナンスも不要」と言ってくる工事店は十分に注意してください。
その場の工事に掛かる費用だけで判断すると、長期的な面で見ると大きな額を支払っていることがあります。そのため、当社はお客様の今後のことも考えて工事をご提案しております。
ライフプランの変化で求められる工事も変わってきます。お引越しや建て替えが控えている方は、外壁を張り替えるのは過剰な工事になってしまいます。
専門的な知識と豊富な施工実績がなければ、本当に必要な工事をご提案することはできません。当社はお客様がご満足していただける工事をご提供できるように、最善を尽くさせていただきます!
無料診断も実施しておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
“mu”
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