屋根のメンテナンス工事の種類と注意しておきたいポイント
投稿日:2022年3月31日 更新日:2024年4月11日
屋根は下からじゃどんな状態か確認することができないから、メンテナンスのことはどうしたらいいか分かりにくいですよね。
しかし、屋根は風雨や太陽光の影響を受けやすい場所のため、年数が経つにつれて痛みも出てきます。
屋根も定期的にメンテナンスが必要ですから、これからも長く建物を維持していくために屋根工事の種類と工事をするタイミングなどの知識を身につけておきましょう。
今回は屋根工事の種類と工事期間、タイミング、工事を行う際の注意点などをお伝えしていきたいと思います!
【屋根工事の種類】
屋根は風雨や太陽光から建物を守る構造体。
もし、屋根のない建物だったらまともに生活ができない住まいになってしまいます。
長く建物を維持していくためには、屋根の状態を保っていくことが大切です。
屋根の工事は以下の種類があります。
・屋根塗装
・葺き替えまたはカバー工法
・部分補修
どれか一つの工事をすればいいというのではなく、状態に合わせて適した工事をしていく必要がありますから、これからお伝えしていく工事方法やタイミングなどをご参考にしてください。
【屋根塗装】
屋根のメンテナンスではじめに行うことになるのが塗装です。
すべての屋根に塗装が必要というわけではなく、以下の屋根材に塗装が必要です。
【塗装が必要な屋根材】
・スレート
・セメント瓦
・モニエル瓦
・金属屋根
塗装のタイミングは10年ほど経ってからになります。
メンテナンススケジュールは使用する塗料によって変わりますが、だいたい10年周期でご計画ください。
塗装のタイミングは年数の他に劣化症状も目安になります。
色あせや汚れ、苔の付着、屋根材や棟板金の破損などの劣化症状がありましたら一度業者に依頼して屋根の状態を見てもらいましょう。
【葺き替えまたはカバー工法】
葺き替えとカバー工法は、ルーフィングや下地、屋根材、板金類などのすべてを新しくできる工事です。
葺き替えとカバー工法はどちらも屋根を新しくできる工事ですが、以下の違いがあります。
・葺き替え:既存屋根を解体してルーフィングや下地、屋根材、板金を新しくする工法
・カバー工法:解体するのは板金類と最小限に抑え、既存屋根の上にルーフィングと屋根材、板金を新しくする工法
2つの工法の違いを簡単に説明しますと、もともとの屋根に新しい屋根を被せるのがカバー工法、もともとの屋根を取り払ってから新しい屋根を葺いていくのが葺き替えです。
葺き替えやカバー工法を行うタイミングはルーフィングが劣化してくる20〜25年ほどがご検討していただくタイミングです。
また、屋根の損傷、雨漏りなどの症状がある場合も同様です。
ただし、雨漏りしている場合はカバー工法ができないことがありますのでご注意ください。
カバー工法はもともとの屋根の上に重ねる工法のため、屋根の重量が重くなり、耐震性を低下させてしまう恐れがあります。
カバー工法を採用する場合は建物が十分な強度があることと、軽量な屋根材を選ぶ必要があります。
葺き替えとカバー工法については下のページでも解説しておりますので、ぜひご参考にしてください。
【部分補修】
部分補修は葺き替えや塗装などの工事とは違い部材ごとの単体工事になります。
風に煽られたり、飛来物などで屋根を破損させてしまうことがありますので、定期的に状態を確認して破損や劣化しているところは小まめに補修しておくことをおすすめします。
部分補修に該当する工事は以下の種類があります。
【部分補修】
・棟板金の補修:コーキングの劣化、釘抜け、下地の腐食など
・天窓の補修:パッキンやコーキングの劣化、雨漏りなど
・漆喰工事:漆喰の欠けや割れ、漆喰の塗り替え
・屋根材の差し替え工事:屋根材の割れや紛失
・屋根材のひび割れ補修:屋根材のひび割れ
・雨樋工事:接合部の水漏れ、破損、歪み
棟板金は台風などの風が強く吹く時期になると飛ばされてしまう被害が起きています。
下地が傷んでいたり、釘が抜けていたりすると風に煽られて被害が起きやすくなりますので状態にはご注意ください。
天窓は雨漏りが起きやすい場所です。
原因は経年によるパッキンやコーキングの劣化であることが多いです。
雨漏りは建物の状態を著しく悪くさせるため、天窓のあるお家は定期的に点検しましょう。
板金工事と雨樋工事については下のページをご覧ください。
【屋根工事を行う理由と注意点】
屋根工事は足場を設置する必要がありますので、大掛かりな工事で躊躇してしまうかもしれません。
しかし、屋根をメンテナンスしておかないと建物の寿命を縮めてしまう恐れがありますので、状態に応じて工事することが大切です。
屋根工事を行うのは以下の理由があります。
【屋根工事を行う理由】
・美観性の維持
・防水性の維持
・雨漏りを防ぐ
また、工事を行う際は以下のことに注意しておきましょう。
【雨の日は工事が中止】
屋根工事は屋外で作業しますので、雨の日は工事が中止になります。
ほんの少しの雨なら大丈夫と思われるかもしれませんが、雨が降っている日の作業は雨漏りを起こす原因になります。
雨漏りは内装や家具の汚損、家電の故障を被る恐れがあります。
雨漏りしてしまうと建物の構造体も濡れてしまいますので、雨の日に作業する業者には注意しましょう。
【天候で工事期間が左右される】
工事を行う際は工程表をもとに作業が行われ、完了日が予定されています。
滞りなく工事が進めば予定通り工事を完了させることができますが、雨が続いてしまうと工事が遅延する可能性があります。
とくに梅雨や台風の多い時期は雨で工事が中止になることが多くなりますので、この時期に工事をご検討している方は、工事期間が延びることも想定しておきましょう。
工事についての質問はこちらの「よくあるご質問」でもお答えしておりますので、ぜひこちらもご参考にしてください。
【確認できるように屋根の写真を撮ってもらいましょう!】
ここまで屋根工事の種類や工事を行う際の注意点などをお伝えしてきました。
はじめの方でもお伝えしましたが、屋根は下からではどうなっているかわかりません。
傷んでいても気がつかないまま放置してしまいやすい場所ですから、5〜10年ほどを目安に点検しておくことをおすすめします。
当社は無料で建物診断を行っておりますので、なにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
点検や工事の時は屋根の写真を撮ってもらうことをおすすめします。
口頭だけでは屋根がどうなっているか実際にはわかりませんから、自分でも確認ができるように屋根の写真を撮ってもらうように業者にお願いしましょう!
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