棟板金工事の手順を解説!台風被害から屋根を守る修理方法とは

投稿日:2026年6月11日

屋根の頂上部分にある「棟板金」は、台風や強風による被害を最も受けやすい場所のひとつです。
高いところにあることから、棟板金の状態を把握できていないということも気をつけなければいけないポイント。

7〜10月は台風シーズンです。
今年はすでに台風が発生しておりますので、もし屋根のお手入れをされていない方は、不具合がないか専門業者に状態を一度見てもらうことをおすすめします。

棟板金に不具合があると、風に飛ばされてしまうばかりか、雨漏りに繋がる恐れもあります。
本記事では、棟板金の役割や修理方法、工事の手順についてわかりやすくご紹介します。

棟板金とは?

棟板金工事の手順を徹底解説!台風被害から屋根を守る修理方法とは

棟板金とは、屋根の頂上にある「棟」と呼ばれる部分を覆っている金属製の板のことです。

棟板金の役割は、

・屋根の継ぎ目を隠すこと
・雨水の侵入を防ぐこと
・強風で屋根材が飛ばされるのを防ぐこと
・屋根の美観を高めること

があります。

棟板金内部には「貫板(ぬきいた)」という木材が下地として使われており、棟板金はこの貫板に釘で固定されています
屋根は何も遮るものがない場所ないため、風の影響を特に受けやすいです。

太陽の紫外線や雨風にさらされる過酷な環境にあるため、経年劣化が進みやすく、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。

台風被害に遭いやすい棟板金

棟板金工事の手順を徹底解説!台風被害から屋根を守る修理方法とは

棟板金は屋根の最も高い位置にあるため、強風の影響を直接受けます。
長年の風雨や熱にさらされることで、固定している釘が緩んだり、下地の貫板が腐食して釘が効かなくなってきます。
その結果、台風などの強風時に棟板金が浮き上がり、最悪の場合は飛散してしまうケースも少なくありません

棟板金は大きな部材です。
飛散すると非常に危険で、近隣の建物や車、通行人に被害を与える事故も報告されています。
また、棟板金が剥がれることで、そこから雨水が浸入して雨漏りを引き起こすリスクをグッと高めてしまいます。

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棟板金の修理方法と手順

棟板金の修理は被害の程度によって方法が異なります。
築年数と状態に応じて、適切な修理方法を実施することが大事です。

こちらでは、

・棟板金の釘補強とシーリング打ち
・棟板金の全交換・部分交換

の2つの修理方法についてご紹介します。

棟板金の釘補強とシーリング打ち

棟板金工事の手順を徹底解説!台風被害から屋根を守る修理方法とは

比較的に棟板金の劣化が軽微で、棟板金を再利用できる場合は、補修や補強で対応できます。
棟板金は熱による膨張と収縮が繰り返され、風などの動きも重なって釘が抜けてきます。
釘が抜けると固定強度が低下するため、しっかり棟板金を固定できるように補強しましょう。

【棟板金の釘補強とシーリング打ちの修理手順】

棟板金内部にある貫板(下地材)に支障なければ、釘を打ち直して下地に効かせます
釘を打ち込んだ箇所はわずかに隙間が生じるため、そこから水が侵入しないようにシーリングを打って防水します。

釘を打ち込む時は、しっかりと下地に効いているか確認することが大事です。
ただ釘が奥に引っ込むだけでは意味がありませんので、下地に効いていない場合は、棟板金の交換も検討する必要があります。

症状が軽微であれば日数もかかりません。
屋根塗装では下地処理にシーリング処理や棟板金の補強を行なっておりますので、塗装をご計画されていましたら棟板金の修理もご一緒に行いください

棟板金の全交換・部分交換

棟板金工事の手順を徹底解説!台風被害から屋根を守る修理方法とは

下地の貫板が腐食している場合は、棟板金そのものを交換しなければなりません。
棟板金の交換は、「すべて交換しなければいけないケース(全交換)」「部分的な交換で済むケース(部分交換)」があります。

基本的な修理手順は同じで、あとは交換する範囲の規模の違いです。
また、棟板金が大きく歪んでしまっている場合も交換が必要です。

【棟板金の全交換・部分交換の修理手順】

棟板金を交換する手順は、まず既存棟板金と下地を撤去します。
10年以上経過していれば水も入り込んで貫板が傷んでいますので、棟板金を交換する際は下地ごと交換することをおすすめします

近年では「樹脂製の貫板」もあります。
樹脂は腐食がありませんので、耐久性を重視するなら「樹脂製の貫板」をおすすめします

下地を取り付けたら新しい棟板金を被せてビスや釘でしっかりと固定します。
最後に板金の継ぎ目と釘穴にシーリング処理を施し、防水性を高めて工事完了となります。

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屋根は定期的に点検しましょう!

棟板金工事の手順を徹底解説!台風被害から屋根を守る修理方法とは

棟板金の劣化は地上から目視で確認することが難しく、気づいたときには被害が進行しているケースも少なくありません。
被害が出てしまってから対応するのは遅いですから、できれば台風シーズンに入る前(7〜10月)、または築10年を超えていれば、棟板金の状態確認のため、一度専門業者による点検を受けることをおすすめします

点検について警戒していただきたい点もあります。
それは近年流行している「点検商法」です。
点検商法は「無料点検」と称して訪問し、故意に破損したり、虚偽の報告で不安を煽り、高額な工事契約をその場で迫る訪問販売の手口です。

近年では点検商法によるトラブルが増えています。
突然の訪問業者にその場で契約することは避け、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
少しでも不審に感じた場合は、国民生活センターなどへ相談することをおすすめします。

屋根板金の浮きについては以下の記事もご参考にしてください。

屋根板金が浮いている?注意すべき劣化症状と被害を防ぐ対策

まとめ|屋根のことで気になることがあれば、中山建装にお任せください!

棟板金工事の手順を徹底解説!台風被害から屋根を守る修理方法とは

ここまで棟板金の修理についてお話しさせていただきました。
棟板金は過酷な環境にさらされており、被害も多い場所です。
日本は毎年台風に見舞われますから、本格的な台風シーズンに入る前に点検や修理などで対策しておきましょう!

中山建装では建物診断や見積もりを無料で実施しております。
自然災害で被害に遭ってしまった場合は、火災保険をご利用できる場合があります
火災保険を利用した修理のこともご相談を承っておりますので、何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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