屋根板金が浮いている?注意すべき劣化症状と被害を防ぐ対策
投稿日:2023年11月29日
目次
屋根を見たら板金のところが浮いて見えるような……
突然業者が来て、「屋根板金が浮いている」と言われた……
このような経験はありませんか?
ただでさえ屋根は太陽光や風雨にさらされて傷みが出やすいところ。
下からではどんな状態になっているか分かりませんから、ちょっとおかしなところが見えると大丈夫なのか気になってしまいますよね。
屋根板金は被害にあいやすい部材ですから、しっかり対策しておくことが大事です。
本日は屋根板金の注意すべき劣化症状と被害を防ぐ対策について解説いたします!
【屋根板金が浮いている?注意すべき劣化症状】
屋根板金は「棟板金」「谷板金」「水切り板金」「雨押さえ」などがあります。
傷みやすい環境にさらされており、台風などが原因して多く被害も発生しております。
また、工事契約をしてもらうために指摘しやすいところでもあるので、業者とのトラブルにも注意しなければいけません。
ここでは突然屋根を指摘された場合や注意すべき劣化症状について解説いたします。
【突然屋根を指摘されてもすぐに屋根に登らせない】
突然「屋根板金が浮いていますよ」と言われたらびっくりしてしまいますよね。
屋根板金の中でも棟にある棟板金は風にあおられて歪んだり、外れてしまったりするため、状態には注意しておかなければなりません。
ただし、いくら業者に言われたからとはいえ、そのまま屋根に登らせたり、すぐに工事契約してしまうのはいけません。
もしかすると工事契約をもらうための口実であるかもしれませんし、そもそもその指摘がでたらめである可能性もあります。
すべての業者が悪いとは言いませんが、訪問販売業者による屋根工事のトラブルが多く発生しているのも事実です。
少しだけ警戒しておくくらいでちょうどいいかと思います。
とはいえ、棟板金は風に飛ばされてしまうことが多い部材ですから、不具合や劣化が出ていないとはかぎりません。
もし、屋根を指摘された場合は、念のため他の業者に屋根を見てもらいましょう。
業者選びについてはこちらの「工事業者の選び方 ~基礎編~」をご覧ください。
【屋根板金の注意すべき劣化症状】
屋根板金は「屋根材の継ぎ目を隠すこと」と「水の侵入を防ぐため」に取り付けてあります。
前述したように傷みやすい環境にある部材なので、劣化症状には注意しなければなりません。
屋根板金は以下のような劣化症状が発生します。
・棟板金の歪みや外れ
・屋根板金のサビ
・谷板金が腐食して穴があく
・貫板(屋根板金の下地)の腐食
・屋根板金を固定する釘が抜ける
・コーキングの劣化
上記の劣化症状が見られる場合は、補修や交換などのメンテナンスをご検討ください。
ただし、これらの症状は、実際に屋根を詳細に点検しなければ確認できません。
大きく棟板金が歪んでいたり、棟板金が外れてしまったりなど、はっきりと目に見える大きな被害でないかぎりは、屋根に起こる不具合を下から確認することは難しいです。
目に入らない症状であることから、気がつかずに劣化が進んでしまっていることが多いので、状態が悪化しないように定期的に屋根点検の実施をおすすめします。
また、屋根板金は金属製の部材です。
サビがひどくなると穴が開いてそこから雨漏りを起こす可能性があり、とくに谷板金は水に触れやすく、雨漏りを起こす原因となりやすいのでご注意ください。
屋根の劣化症状についてはこちらの「気がつきにくい屋根の劣化症状とは?定期的に点検をしましょう!」をご覧ください。
【屋根板金の被害を防ぐ対策】
屋根板金の被害を防ぐためには定期的に屋根を点検することです。
点検の頻度は10年ほどを目安に実施ください。
冒頭でも触れたように突然訪問してきて屋根を指摘する業者には注意が必要です。
下から確認できるものは、棟板金が外れるなど大きな被害を受けたときくらいですから、屋根を指摘されても慌てずに他の業者に相談することもご検討ください。
また、屋根板金工事は足場が必要な工事です。
屋根板金が傷んでいれば他のところもメンテナンスが必要な状態になっているはずなので、屋根塗装や葺き替え、雨樋交換、漆喰の塗り替え、外壁塗装など他の工事もご一緒にご計画ください。
足場を効率よく利用すればトータルコストが軽減され、工事費の負担を減らすことができます。
足場代の節約についてはこちらの「塗装工事の負担を減らしたい!それなら屋根と外壁を一緒に塗装するのがおすすめ!」をご覧ください。
【屋根の状態が気になったら中山建装にお任せください!】
建物のメンテナンスは屋根や外壁など大きなところを行うだけでは足りません。
屋根板金や雨樋、軒天井、コーキングなど細かなところも定期的にメンテナンスを行うことが大事です。
建物は常に風雨などにさらされて年数とともに劣化が進んでいます。
10年ほど経てばいろいろなところで劣化症状が出ている可能性があります。
そのまま放っておくと被害を広げてしまいますので、状態が悪くなってしまわないように定期的に点検の実施をおすすめします。
中山建装は無料で建物診断を実施しております。
診断後はお客様のご要望に沿って最適な工事プランをご提案させていただきますので、建物の状態が気になっていましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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