外壁塗装工事は鉄部の塗装も忘れずに!劣化を放置してしまう危険性とメンテナンス方法
投稿日:2022年3月15日 更新日:2024年4月11日
鉄部が劣化しているといずれ錆が発生してきます。
鉄部が錆びていると塗装の付着力は落ち、見栄えが悪くなるだけでなく、強度が低下してきますから人が触れるような場所ではとてもではありませんが危なっかしくて使うことができません。
建物には鉄が使われているところがたくさんあります。
錆の侵食がひどくなると補修するコストも高くなりますので、錆が発生する前に塗装しておくことが大切です。
今回は鉄部の劣化を放置する危険性とメンテナンス方法などを解説していきます。
【鉄部の劣化は錆を発生させる原因に!塗装しないとどうなる?】
通常だと鉄は塗装やメッキ層の皮膜で風雨から守られています。
錆が発生してしまうのは下地となる鋼板が長期間空気や水に触れて酸化するからです。
よく見るのは赤錆というもので、これは鉄の強度を落とし、錆が進行するとボロボロに朽ちてしまいます。
塗装やメッキ層は永続的に保護されるものではなく経年劣化してきますから、古くなった状態を放置してはいけません。
錆を発生させないためには定期的に塗装が必要です。
錆がひどくなると修理する範囲や手間が多くなり、コストも嵩みますから外壁塗装の時は鉄部も一緒に塗装しておきましょう。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
【鉄部となる箇所】
建物には鉄部となる箇所が複数あります。
いきなり鉄部といわれてもどこにあるかピンとくる人は少ないのではないでしょうか。
外壁や屋根のように普段から意識している場所ではないかもしれませんが、前述したように鉄が錆びてしまうと大変ですから鉄部となる箇所がどこにあるのか把握しておきましょう。
鉄部は以下の箇所が該当します。
【鉄部となる箇所】
・雨戸
・雨樋金具
・フェンス
・門扉
・ポスト
・シャッター
・水切り
・屋外階段
・手すり
・霧除け(庇)
・鉄骨で組まれたベランダ
・配管
など
現在ではアルミ製が多くなり、錆びにくくなっていますが、スチールやトタンは皮膜や塗装が劣化していると錆びるため塗装が必要です。
鉄部は建物によって違いがありますから、塗装をする際はどこを塗装するのかよく確認しておきましょう。
塗装箇所は見積もりに記載されています。
見積もりに含まれていないところは基本的に塗装しませんから、後で塗られていないといったことがないように注意が必要です。
見積もりについてはこちらの「料金について」をご覧ください。
【外壁や屋根も金属系のものがある】
先ほど挙げた鉄部は付帯部に含まれるところですが、外壁や屋根が金属系の場合は同じように錆には注意しておかなければなりません。
現在ではガルバリウム鋼板というアルミとシリコン、亜鉛で構成する非常に耐久性に優れた金属が主流です。
塗装が必要ないわけではありませんが、ガルバリウム鋼板の外壁材や屋根材だと塗装の機会はそこまでありません。
ただし、塗装の機会はそこまでないとしてもガルバリウム鋼板を塗装するときは注意が必要で、通常の鉄部のような塗装方法では下地に定着せず塗装が剥がれてしまいます。
もし、ガルバリウム鋼板を塗装する際は、施工経験のある業者に依頼しましょう。
当社は無料で建物診断を行っておりますので、メンテナンスのことでお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
ガルバリウム鋼板の塗装は少し特殊ですが、他にもトタンやスチールを使っている屋根材や外壁材があります。
昔から用いられている瓦棒屋根などはトタンが張られていますので、劣化していたら塗装しておかないと下地がどんどん悪くなり、塗装では対応できなくなる恐れがあります。
屋根は比較的に面積が広いため下地が悪くなると強度が落ち、屋根の揺れや振動に対して塗装が追従できずに長く保たなくなります。
屋根を塗装してもすぐに剥がれてしまっては意味がありませんので、このような時は屋根の張り替えを行うことになります。
定期的に塗装をしておけば下地の状態は維持していけますので、劣化を見逃さないようにしましょう。
屋根材については下のページをご覧ください。
【鉄部塗装はケレンが重要!塗装の流れ】
鉄部の塗装では下地処理にケレンを行います。
ケレンとは簡単にいいますと塗布面を研磨する作業のことで、鉄が錆びていると塗装が付着しにくくなるため、ケレンを行なって錆を除去します。
ケレンはサンドペーパーや皮すきなどの手道具を使って研磨する方法とディスクサンダーなどの電動工具を使って研磨する方法があります。
錆の進行具合によってはケレンをしてしまうと材厚が薄くなるため、十分な下地処理ができなくなってしまうことがあります。
下地処理が甘くなれば、その分塗装の密着性が低下する可能性がありますので、なるべく劣化が進む前に対処しておくことが大切です。
下地処理についてはこちらの「施工の際の下地処理」をご覧ください。
鉄部の塗装は以下の流れで進みます。
【鉄部の塗装の流れ】
1:高圧洗浄
2:下地処理・補修
3:下塗り(錆止め)
4:中塗り〜上塗り
鉄部の塗装の流れは基本的に外壁などの塗装と同じ流れですが、鉄部の場合ですと下塗りに錆止めを塗るのが一般的です。
錆止めプライマーは錆の進行を防ぐ効果はありませんが、錆の発生を防ぎ、上塗り剤の密着性を高めてくれます。
もし、錆が広がり朽ちてしまった場合は、塗装前に補修をします。
補修方法は朽ちたところにパテを塗るか、一部切断して溶接するなどの方法があります。
補修範囲が広くなるほどコストはかかりますので、できるだけ被害を広げないことが大切です。
また、配管が錆びてしまった場合は、水道業者に依頼して配管を交換してもらうことになります。
【劣化症状や年数が経っていたら、まずは点検を!】
塗装は10年周期が目安ですが、鉄部の場合は他のところよりも早く劣化する傾向にありますので、5年ほど経ったら状態を確認しておくことをおすすめします。
普段から建物の状態を見ておくことが、劣化症状を早期発見することにつながります。
状態が悪くなっているか判断が難しい場合もありますので、少しでも疑わしいところがありましたら塗装業者に依頼して点検してもらいましょう。
屋外階段や手すりなど人が触れる場所が錆びてしまうと強度が落ちて脆くなりますから非常に危険です。
被害が起きてからでは遅いですので安全性を確保するために定期的に点検をしましょう。
当社は建物のメンテナンス工事を承っております。
メンテナンス工事のことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
当社についてはこちらの「当社の強み」をご覧ください。
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