瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

投稿日:2019年12月11日  更新日:2025年3月28日

瓦は昔から日本建築に用いられる代表的な屋根材。
頑丈で耐水性に優れ、なんと50年以上耐久すると言われています。

そんな長持ちするイメージがある瓦ですが、メンテナンスをしなくてもいいイメージを持つ方も多くいらっしゃいます。

ですが、鈑金や漆喰、下地などは年数の経過で劣化してきます。
瓦だからなにもしなくても大丈夫!というわけにはいきません。

こちらでは劣化がよく見られる漆喰についてお伝えします。

瓦屋根に使われる漆喰とは?

屋根防水工事

瓦といってもセメント瓦やモニエル瓦、洋瓦などいろいろな種類があります。
日本建築の瓦というとどんな瓦を指すかというと、それは粘土瓦です。

粘土瓦にも釉薬瓦やいぶし瓦など種類があり、さらにはJ型、F型、S型など形状も様々。
瓦について話してしまうと大分長くなってしまうので、ここで割愛させていただきますが、漆喰が使われているのは、日本建築に馴染み深い粘土瓦です。

漆喰は消石灰(石灰石と水を混ぜ合わせたもの)に自然素材のすさやのりなどを加えた塗り材です。
最近では合成樹脂を使用したものもあります。

漆喰の役割① 雨水の侵入を防ぐ

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

漆喰の役割の一つは雨水の侵入を防ぐことです。
水を混ぜた材料を使う工法を湿式工法といいます。

湿式工法では葺き土という粘土が棟瓦やのし瓦の内側に使われています。
葺き土は瓦を支える土台です。

最初は水分を含んだ粘土質ですが、劣化が進むと硬質化を起こし、瓦の接着力が低下、瓦のずれや歪みを引き起こします。
湿気はこの葺き土が雨水にさらされないように守るのが役割です。

漆喰の役割② 屋根の美観を守る

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

もう一つの漆喰の役割が美観を守ることです。
漆喰は瓦同士を接着させる効果もあります。

漆喰が劣化して瓦に隙間が生じると瓦がずれたり、落下したりする可能性があるため、漆喰が瓦をしっかり固定して屋根を守っています。
漆喰で瓦を強固にすることで、屋根の美観が保たれています。

漆喰が傷んだままだとどうなる?

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

瓦は頑丈で手入れをしなくても大丈夫!という印象が強く、台風などよほどのことがないと点検やメンテナンスに関心が向かないかもしれません。

しかし、漆喰は瓦ほど長持ちしません。
必ず年数とともに必ず劣化していくものです。

漆喰が劣化する原因は主に雨や太陽からの紫外線、熱、地震、強風などです。
すでに劣化が進んだ状態で地震など大きな衝撃があればいっきに割れてしまうこともあるでしょう。

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

漆喰が割れると雨水が内部に侵入して葺き土が流出します。
土台が脆弱になれば瓦の固定力が低下して棟が歪んできます

葺き土が流出して瓦を支えきれなくなると、今度は瓦の崩落を招く危険性が高まります。
さらに雨水が内部に浸透すれば、次は雨漏りにまで被害を大きくさせてしまいます

漆喰の寿命は20年程度とされています。

漆喰を傷んだまま放っておくと瓦の崩落や雨漏りのリスクを高め、建物に甚大な被害を与えてしまいます。

傷んだ漆喰は新しく詰め直しをおすすめします

瓦屋根・漆喰補修が大切な理由瓦屋根の状態を保つためにある程度の年数が経ったら漆喰を補修しましょう

ひび割れや剥がれなどの欠損がある漆喰は新しく詰め直しを行いください。
漆喰の詰め直しとは、古くなった漆喰を撤去した後、新しい漆喰を塗る工事です。
葺き土の状態が良好で、劣化症状が比較的に軽い場合に行えます。

もし、葺き土の流出があり、棟に深刻なダメージがある場合は、棟瓦の取り直し工事をご提案します。
棟瓦の取り直し工事とは、既存の棟瓦を取り外し、劣化した漆喰や葺き土を取り除いてから漆喰を新しく入れ替える工事です。
近年では葺き土に防水性の向上が期待できる南蛮漆喰を使う場面もあります。
また、補強金物を取り入れて地震対策することも可能です。

大掛かりな工事になりますが、築年数が20年を超えて下葺き材や下地の劣化が見られる場合は、瓦屋根の葺き直しもご検討ください。
瓦屋根の葺き直しは、既存瓦を再利用し、ルーフィングや下地を新しく入れ替える工事です。
ルーフィングが寿命に来ていれば、どんなに屋根がきれいに見えても雨漏りしてしまうため、特に優先していただきたい工事です。

中山建装は漆喰の詰め直し工事、棟瓦の取り直し工事、瓦屋根の葺き直し工事、すべてに対応しております!

詳しくはこちらの「瓦屋根・漆喰工事」をご覧ください。

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瓦屋根・漆喰補修が大切な理由

瓦屋根は定期的にメンテナンスをすれば長くご使用いただけます。
屋根の状態はお施主様側からだと気がつきにくく、傷んだままの状態を長く放置されてしまっていることがよくあります。

太陽の紫外線や飛来物、風雨など過酷な環境にさらされている屋根は、みなさまが思っているよりもずっと傷んでいます。
目視できない場所だからこそ、気にかけていただきたい場所です。

中山建装では瓦屋根の漆喰工事も承っております。
屋根は10年くらいを目安に点検していただくことをおすすめしておりますので、しばらくメンテナンスをされていない場合は、一度点検の実施をご検討ください。
建物診断や見積もりは無料で実施しております。

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

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