外壁塗装が剥がれてしまうのはどうして?原因と補修方法を解説します!
投稿日:2022年10月16日 更新日:2024年4月11日
ふと外壁を見たら塗装が剥がれていたり、浮いていたりするのを見たことはありませんか?
塗装が剥がれているのをそのまま放っておいてしまうと被害は広がってしまいます。
しかし、なぜ塗装は剥がれてしまうのでしょうか?
そこに疑問を感じている方も多くいらっしゃるかと思います。
今回は外壁塗装が剥がれてしまう原因とそのまま放っておいてしまうリスク、補修方法などをご紹介致します!
【塗装が浮いているけど大丈夫?】
外壁塗装に使用する塗料は樹脂塗料といって「樹脂+顔料+添加剤+希釈材」で作られています。塗装すると水分が蒸発して塗膜を作り、下地にくっつく仕組みです。
塗装が剥がれている、浮いているという症状は下地から塗装が密着していない状態で、水が入りやすい状態です。そのまま放っておいてしまうと被害は広がってしまうため、なるべく早めに対処しておくことが大切です。
それでは、なぜ塗装が剥がれてしまうのか、その原因をお伝えします!
【塗装が剥がれる原因】
塗装が剥がれてしまう原因は主に2つ。
「経年劣化」と「施工不良」です。
建物は風雨や太陽の紫外線などにさらされてダメージを負っています。劣化要因から建物を保護するのが塗装の役割ですが、その塗装も経年劣化して次第に性能が落ちてきます。もともと塗装は撥水性がありますが、性能が落ちれば水が染み込みやすくなり、下地から塗装が剥がれやすくなってきます。
塗料の種類 | 耐用年数 |
ウレタン塗料 | 7〜10年 |
シリコン塗料 | 10〜15年 |
フッ素塗料 | 15年〜 |
ラジカル制御式塗料 | 13〜16年 |
無機塗料 | 15〜25年 |
上記の表のように塗装の耐久性は塗料の性能によって変わってきます。塗料の耐用年数と劣化症状を目安に塗り替えの時期をご検討ください。
塗装が劣化するまではある程度の年数の経過が必要ですが、数ヶ月、数年(1〜2年と短期間)で塗装が剥がれた場合は施工不良を疑った方がいいでしょう。
施工不良を起こす原因は「下地処理が適切にされていない」「下塗り材の相性が悪い」「希釈や乾燥時間など塗料の扱いが間違っている」などあります。
塗装は正しく施工されていないと長持ちしませんのでご注意ください。
【塗装を浮いたままにするとまわりも剥がれてくる】
塗装が剥がれていたり、浮いていたりしたまま放ってしまうとどうなるでしょうか。
この状態だと水が入りやすくなり、今剥がれているところだけでなく、まわりの正常な塗装の部分まで剥がれてしまいます。
被害が広がるほど再塗装するときに、下地処理や塗装工程の手間が増えてメンテナンスコストも上がってしまいますので、なるべく長い期間放置しないようにしましょう。
【定期点検を行って劣化しているサインを見逃さない!】
塗装が劣化しているのを放置してしまうと、被害は放置した分だけ広がってしまいます。工事範囲も広くなり、工事代も高くなってしまいますから、メンテナンスのサインを見逃さないように定期点検の実施をおすすめします。
【劣化症状は?】
塗装は劣化すると以下の症状が出てきます。
【塗装の劣化症状】
・チョーキング
・塗装の剥がれ
・外壁のひび割れ
・コケやカビの発生
・コーキングの劣化
・鉄部のサビ
・木部の腐食
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
劣化症状は塗料の耐用年数と同じく塗り替えの時期の目安となりますので、メンテナンスのサインを見逃さないようにしましょう。
また、経年劣化すると水が染み込みやすくなります。下地に水分を含んでいると下地と塗膜の間に湿気がこもり塗装が浮きやすくなります。コーキングの劣化で水が入るのも同じ現象が起きますので、塗装だけでなくコーキングのメンテナンスもご一緒にお考えください。
コーキング工事についてはこちらの「コーキング(シーリング)工事とはどんな工事?」をご覧ください。
【定期点検のメリット】
劣化を放置せず、タイミング良く塗装をするには定期点検がおすすめです!
塗装の色あせや汚れの付着など目に入りやすい劣化症状なら気がつきやすいですが、スペースが狭いところや屋根など目視では確認できない場所は劣化していても気が付かずに放っておいた状態になってしまいます。
知らず知らずに劣化が進んで工事規模が大きくなってしまうということも可能性としてありますので、建物の変化に早期発見ができるように定期点検を行いましょう。
中山建装は無料で建物診断を実施しております。メンテナンスのことでお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【塗装が剥がれている場合の補修方法】
塗装が剥がれている場合は、そのまま上から塗装してもすぐに剥がれてしまいます。
塗装を長く保たせるには下地に塗膜が密着していることが大切です。
そのためすでに剥がれている塗装は一度剥がしてから再塗装する必要があります。
塗装が剥がれている場合の補修手順は以下のような流れで進みます。
【塗装が剥がれている場合の補修方法(モルタル外壁の場合)】
1:剥離している塗装を剥がす
2:下地調整(フィラーやプライマーで下地を整える)
3:外壁の模様を作る(吹き付け塗装やマスチックローラーなど既存の模様に合わせて施工する)
4:乾燥させる
5:下塗り(シーラーやプライマーなど)
6:中塗り〜上塗り(仕上げ)
7:塗装完了
モルタル外壁は模様が付いていますので、再塗装するときは元々の模様に合わせて新しく作る必要があります。
模様の付け方は吹き付け塗装やマスチックローラーなどがあり、模様によって施工方法が異なります。模様を作り直さないと違いが出てしまい、見栄えが悪くなってしまいますので、補修するときはかならず外壁の模様を作ってから塗装を仕上げてください。
【理想は塗装が剥がれる前に塗装を!】
ここまで外壁塗装が剥がれる原因や補修方法をお伝えしてきました。
大事なことは塗装が剥がれる前に塗装することです。
そのためには劣化しているサインを見逃さずにタイミング良く塗装することです。
定期点検は早期に建物の劣化を発見できておすすめです。
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