湿気や熱のこもりを改善して建物の老朽化を防ぐ!換気棟の効果とは?
投稿日:2022年11月27日 更新日:2024年4月11日
現在の住宅は高断熱・高気密になっていますから換気がとても重要です。昔の住宅は隙間風が入ってきて寒いというイメージがあるかもしれませんが、ちゃんと換気がとれて新鮮な空気を取り入れられる構造になっていました。
気密性の高い建物は、ちゃんと換気されていないと空気がこもってしまいます。換気が不十分な建物は、老朽化を早める要因になってしまうため、換気が適切でない場合は、ちゃんと空気が循環するように改善が必要です。
今回は建物の換気の改善に効果がある換気棟をご紹介したいと思います。ちゃんと換気ができる建物は、長期的な保護にもつながります。換気棟は新築だけでなく、リフォームでも取り入れることができますので、ぜひここでご紹介する内容をチェックしてご検討してみてください!
【換気棟とは?】
換気棟は屋根の棟部に取り付ける換気ができる棟板金です。一般的な棟板金は三角形状の金属板ですが、換気棟は空気が流れる構造になっています。
換気棟と関係してくるのが小屋裏です。それでは次に小屋裏とはなにか、換気棟とどんな関係があるのかをお伝えします。
【小屋裏は湿気や熱がこもりやすい】
屋根の下を小屋裏と呼んでいます。もしかすると屋根裏という呼び方の方が馴染みがあるかもしれません。
ここは屋根の裏側なので、屋根を組んでいる骨組みがあります。一般の方はほとんど見ることはないかもしれませんが、室内の天井にある点検口は小屋裏を確認できるようになっています。
屋根は太陽光の熱を吸収して小屋裏に伝わってきます。夏場はその熱が小屋裏から室内にまで伝わり、室温上昇の原因になっています。
また、冬場は室内のあたたかい空気が小屋裏まで上がり、外気との温度差で結露を発生させます。
小屋裏は屋根の骨組みがある空間ですから、多湿や結露を発生させる環境だと老朽化しやすくなるのです。
そこで重要になるのが換気です。
暑さ対策についてはこちらの「【夏の暑さ対策】屋根工事でお住まいの環境を改善!」もご参考にしてください。
【換気棟は給気と排気の流れが大事!】
換気棟があることで空気のこもりを改善でき、建物の老朽化を防ぐことができます。換気棟は排気口となりますので、空気の循環を作るためには給気口も設けておくことが大切です。換気棟だけでもこもった空気を排出でき、換気の改善になりますが、給気も合わせることでさらに快適な住環境になります。
【2方向の換気】
換気口は換気棟の他に軒裏換気、妻換気などがあります。
先ほどもお伝えしたように換気棟の効果を発揮するためには、給気できるところもあると空気が流れやすくなります。
軒裏換気は棟よりも低い位置にあるため、ここで空気を取り入れ、あたたかい空気や湿気などは換気棟から排出されます。
このように空気の流れがあると湿気や熱がこもることはありません。
【換気棟の効果】
ほとんどの住宅は軒先換気だけですから排気は不十分です。
湿気や熱がこもり、結露も発生しやすい環境下では建物の老朽化も早まってしまいます。長期的に建物を維持するためにも空気が流れるように換気の改善をしましょう。
換気棟にすることで以下の効果を得られます。
【換気棟の効果】
・室内温度の上昇を抑制
・熱のこもりを防ぐ
・湿気のこもりを防ぐ
・結露を防ぐ
・建物が傷みにくくなる
前述したように換気棟は、給気口も合わせることで空気が循環します。できるだけ空気が流れる換気システムに改善しましょう。
室内温度を上がりにくくする対策は、遮熱塗装もおすすめです。
遮熱塗装についてはこちらの「屋根塗装で遮熱塗料を選ぶメリット・デメリットは?」で詳しく解説しております。良ければこちらもご覧ください。
【換気棟は後からでも取り付け可能!】
換気棟はリフォーム対応も備えており、さまざまな屋根形状に合うようにしてあります。建物によって換気量は違うため、換気棟もそれに合わせて910mm、1820mmなどいろいろな長さがあります。
換気棟は後から設置可能なため、棟板金の交換や屋根の葺き替えなどを行う際は、ぜひ換気棟をご検討してみてください。
葺き替え工事についてはこちらの「屋根の葺き替えはどんな工事?メリットと工事のタイミング」をご覧ください。
【換気棟取り付けの流れ】
前述したように棟板金のみの交換もできます。新たに換気棟を取り入れる場合は、以下の流れで工事を行います。
【換気棟取り付けの流れ】
1:既存棟板金の撤去
2:換気棟の必要寸法に合わせて屋根に穴を開ける
3:捨て水切り、ガラリ、結露防水シートなどを取り付ける
4:貫板を取り付けて換気棟を取り付ける
5:シーリングで防水処理をする
高所作業となるため足場が必要です。足場代は高額ですから、このタイミングで外壁塗装などの高所作業工事も一緒に行っておくことをおすすめします。
足場についてはこちらの「屋根塗装は足場なしでできる?」をご覧ください。
【建物の長寿命化に換気棟がおすすめ!】
ここまで換気棟についてお伝えさせていただきました。
湿気や熱がこもり、結露も発生する環境下では建物も傷みやすく、寿命が短くなってしまいます。新鮮な空気を取り入れ、快適な住環境にすることが建物の長寿命化につながります。
部屋が暑くなりやすい、湿気が多い、結露が発生しやすいなどの症状が見られる場合は、ぜひ換気棟を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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