塗装工事の下地処理、下塗りは非常に重要です

投稿日:2019年3月26日  更新日:2023年12月27日

一般の方から見ると、塗装工事はただ塗料を塗っているだけのように見えるかもしれません。

そこで「なんで選んだ塗料ではなく、違う塗料を塗っているのだろう?」という疑問がわきませんか?

塗装工程は「下地処理→下塗り→中塗り→上塗り」で行われ、その中で下地処理と下塗りは塗装の土台と呼べるほど大事な工程です。

塗装工事において下地処理や下塗りが疎かになっていれば、おおかた短期間で塗膜が剥がれてくるでしょう。

それくらいに重要な工程となっておりますので、本記事では、下地処理と下塗りの重要性を詳しく解説させていただきたいと思います。

下塗り材プライマー(シーラー)、フィラーの役割

上塗り塗料に色々な種類があるように、下塗り剤もいくつか種類があります。
大別すると「シーラー」「プライマー」「フィラー」の3種類です。
【シーラー】
主に外壁材や屋根材の下塗り剤として使われます。浸透性があり、塗膜の付着力を高めることと、膜を張って塗料の吸い込みを防ぐ効果があります。

【プライマー】
木部や鉄部などの下塗り剤として用いられます。
シーラー同様に塗膜の付着力を高める効果があります。

シーラーとプライマーは浸透の違いがあると言われていますが、明確な定義で線引きされているわけではありません。

ですが、前述にあるように、主に木部や鉄部の下塗り剤はプライマーが多く用いられます。

【フィラー】
凹凸の平滑化、追従性を高めて塗膜のひび割れを防止するなどの目的で使われます。
シーラーとプライマーとの大きな違いは、フィラーは弾性塗料であることです。
塗膜に厚みがあり、クラック補修部の補強として使用することもあります。
クラックを発生させやすいモルタル外壁の下塗り剤によく採用されます。

下塗りは基本的に1回塗りです。ただし、塗料の効果を最大限発揮させるためには、メーカーが指定する仕様通りに仕上げる必要があり、規定の塗膜厚を確保しなければなりません。

下地の状態によっては、1回塗装しただけでは塗膜厚を確保できない場合があり、必要な塗膜厚になるまで2回、3回と塗布する必要があります。

下塗りのその他の役割

下塗り工程で注意していただきたいのが、必ずしも下塗り剤を塗布する工程が下塗りと呼ばれるわけではないということです。下塗りをしない場合は、上塗り剤でも1回目を下塗りと呼んでいます。下塗りとは「1回目の塗装」と覚えておくのがいいでしょう。

下塗りは塗膜の密着性や塗料の吸い込みを調整する以外にも目的があります。例えばの濃色から淡色に塗り替える場合は、下地の色を拾って色ムラが起きる可能性があります。このような場合、色ムラを防ぐために、下地の色が浮き出てきにくいホワイトなどをベースとして塗ることがあります。

選んでいない色で職人が塗装していたら、それは色ムラを防ぐために行なっています(稀に色が間違っていることもあるようなので、気にはしておいてほうがいいかもしれません)。

高圧洗浄やひび割れ補修、シーリングも重要

塗装以前に下地処理が疎かになっていたら、長持ちする仕上がりになりません。下地処理には「高圧洗浄」「ケレン」「シーリング工事」「補修工事」などがあります。下地とは塗布面のことを指します。

年数が経過した下地は、粉化物などが付着し、擦り傷や打痕などで荒れている状態です。その上に塗装しても塗膜はうまく密着してくれません。
耐久性の高い塗装に仕上げるためには、下地処理を念入りに行ない、良好な下地に調整する必要があります。

下地処理については「外壁塗装は下地処理が大事!塗布面を整えるケレンとはどんな作業?」で詳しく解説しております。

高圧洗浄はこちらの「外壁塗装・屋根塗装の高圧洗浄は必要?洗浄する理由と押さえておくポイント!」をご覧ください。

外壁材がサイディングやALCの場合は、塗装と一緒にシーリング工事も行いください。

シーリングは建物の防水性や気密性を保つ重要な役割を担っており、劣化していると雨漏りを起こす原因にもなります。同じタイミングでメンテナンスをしておけば、コストの節約にもなりますので、ぜひご検討ください。

シーリング工事についてはこちらの「コーキング(シーリング)工事とはどんな工事?」をご覧ください。

まとめ 見積りは下地処理や下塗り項目もチェックしましょう

塗装工事において下地処理や下塗りはとても重要な工程ですが、一つ懸念されることが、上塗りまで工程が進むと隠れてしまうことです。

塗装が仕上がれば、後から下地処理や下塗りを行なったかどうか確認できません。見えなくなってしまうのをいいことに工程を省く悪徳業者も残念ながらいますので、業者は慎重にお選びください。

見積もりの打ち合わせでは、見積もり内容を細かく確認することと、業者から工事について具体的に説明をもらうことが大切です。

ここで曖昧な記載や説明をする業者は、トラブルのリスクが潜んでいますので、避けるのが無難でしょう。塗装工事はそう簡単にやり直せるものではありません。

妥協が失敗に招く可能性もありますから、気になることやご不明な点などがありましたら、必ず質問して疑問を払拭させてください。

中山建装は、お住まいのメンテナンスのご相談をお待ちしております。どんなご相談も真摯にご対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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