付帯部とは?外壁塗装を行う前に知っておきたい付帯部塗装について
投稿日:2024年6月12日
「付帯部」とは屋根や外壁以外の建物に付属する部材のことです。
付帯部には雨樋や破風板、軒天井などがあり、業者によって対応は異なりますが、敷地内にある門扉や塀なども付帯部に該当します。
外壁塗装をするときは、付帯部も忘れずに塗装することが大切です。
付帯部はなんとなく脇役な印象を受けてしまうかもしれませんが、定期的に塗装しておかないと不具合を起こす部材もあります。
本記事では、外壁塗装を行う上で大事な「付帯部」について詳しく解説いたします!
付帯部とは?
付帯部は大まかに言うと、屋根や外壁以外の部材のことを指します。
もちろんですが、建物は屋根や外壁だけでつくられているわけではありません。
雨樋のような雨水を排水する大事な役割を持つ設備があれば、帯板のように外観を彩る外装材もあります。
外壁塗装では、基本的に付帯部も一緒に塗装します。
付帯部も定期的に塗装しないと不具合が起こる
ここで注意しておかなければならないことがあります。
それは、付帯部は業者によって対応が異なるということです。
「塗装するだろう……と思っていたのが、実は見積もりに入っていなかった」
このようなことは、実はたくさんあります。
塗り残しがあるとその部材の劣化が進行するだけでなく、色褪せや汚れが残り、美観性の向上に繋がりません。
詳しくは後述しますが、外壁塗装をするときは、必ず付帯部をチェックし、どこを塗装するのかご自身で把握しておきましょう。
付帯部はどんな部材がある?
ここでは代表的な付帯部に該当する部材をご紹介します。
部材の中には塗装と一緒に補修を行なっておくものもありますので、そちらの点についても解説いたします。
雨樋
雨樋は雨水をスムーズに排水するための設備です。
複数の部材を組み合わせて構成されており、主要なのは軒樋、縦樋、集水器の3つです。
強度の向上にはなりませんが、経年劣化で色褪せているため、美観性を保つために外壁と一緒に塗装します。
また、軒樋や集水器の継ぎ目に隙間が生じている場合は、塗装前に補修しておきましょう。
雨樋修理については他にも雨樋清掃、金具や部材の交換、勾配調整などがあります。
足場が必要な工事ですので、外壁塗装と一緒に行うことをおすすめします。
雨樋修理についてはこちらの「劣化症状・損傷別に雨樋の修理方法を解説!」で詳しく解説しております。
破風板・鼻隠し
破風板は屋根側面にある板のことです。
板材が雨や風を遮り、建物内部への風の吹き込みや外壁が汚れるのを防いでいます。
ケラバ側(妻側とも呼び、勾配があります)を破風板と呼んでいます。
軒樋がある側は鼻隠し(はなかくし)と呼びます。
同じ部材なので、どちらも破風板と統一して呼ぶこともあります。
傷みやすい環境にさらされていますので、経年劣化で不具合を起こしていることがあります。
工事では足場が必要ですので、もし不具合がある場合は塗装前に直しておきましょう。
ケラバと軒先についてはこちらの「屋根工事を行う前に知っておきたい!「ケラバ」・「軒先」とは?」で詳しく解説しております。
軒天井
軒天井は外壁から張り出す屋根の天井を指します。
素材はケイカル、合板、窯業板など様々あります。
見上げた裏側ということから「上げ裏」と呼ぶこともありますが、こちらはベランダ下の天井や玄関天井などでも使われますので、軒天井よりも上げ裏の方が多様な扱いになります。
湿気がこもるところなので、透湿性の塗料で塗装すると湿気のこもりを抑えることができ、劣化の進行を防ぐ対策になります。
また、軒天井に穴が開いてしまっているケースもよく見受けられます。
その穴が獣や虫の侵入経路となり、糞尿などの多大な被害を与えますので、損傷を起こさないように普段から軒天井の状態を確認しておきましょう。
シャッターボックス・雨戸・戸袋
雨戸は防犯や防火を目的に持つ建具です。
現在の雨戸は枠がアルミ、正面の板にスチールが使われています。
雨戸をしまう戸袋も同じ素材が使われています。
スチールは年数が経過すると錆を発生させますので、保護のために塗装する必要があります。
近年の建物はシャッターが主流かもしれません。
シャッターボックスは雨戸と同じスチールが使われています。
年数の経過で色も白く褪せてきますので、塗装しておくと美観性の向上にもなります。
雨戸やシャッターは鉄部に入ります。
鉄部についてはこちらの「外壁塗装工事は鉄部の塗装も忘れずに!劣化を放置してしまう危険性とメンテナンス方法」をご覧ください。
その他の付帯部
付帯部は他にもまだまだいろんな部材があります。
外壁から張り出している小さな屋根が「霧除け庇」です。
外壁の装飾には「帯板」があります。
モール、幕板とも呼んでおり、上端や継ぎ目はシール処理が必要です。
外壁と基礎の境には「土台水切り」があります。
樹脂製と金属製があり、樹脂製は経年変化で硬質化して割れてしまうため、状態にはご注意ください。
水切りは一部外壁内に入り込んでいますので、簡単に交換できません。
オプション的な扱いになりますが、基礎塗装もできます。
中性化防止や美観性を高めること目的があります。
付帯部は他にも玄関、笠木、屋根板金など、建物に付属する部材以外に敷地内にある門扉や塀、フェンスなどもあります。
外壁塗装をするときは必ず付帯部も塗装を!
ただ美観性を保つために塗装する部材もありますが、木部や鉄部のように定期的に塗装しないと腐食や酸化を起こす部材もあります。
修復できる部材ならまだいいですが、元通りにできない部材は交換や補強でしか対応できません。
被害が広がるほど修理費の負担も増してしまうので、外壁塗装をするときは塗り忘れがないように全体的に塗装を行いください。
お得に塗装をする方法についてはこちらの「塗装工事の負担を減らしたい!それなら屋根と外壁を一緒に塗装するのがおすすめ!」をご覧ください。
塗り残しがないように見積もりチェックは入念に!
付帯部は建物によって設けている部材が異なります。
付帯部の塗装箇所は一棟一棟違いますので、必ず塗装する箇所はチェックしておきましょう。
塗装する箇所は付帯部にかぎっては特にですが、業者によって対応が異なります。
見積もりに含まない業者にいますので、塗られていない部材がないように塗装するところは細かく見ておく必要があります。
もし、見積もりに書いていない場合は業者に聞いて、必要に応じて塗装を行いください。
中山建装は事前に塗装する箇所はもちろん、工事内容や使用する塗料など、工事の詳細を丁寧にご説明いたします。
お打ち合わせの間にご不明な点などがございましたら遠慮なくご質問ください。
建物診断や見積もりは無料で行っております。
詳しくはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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